施工内容
AHU(エアーハンドリングユニット)、外調機など(比較的)大型の空調機のファンモーターの点検作業です。
主な点検項目は、
・プーリーの摩耗状況の点検
・Vベルトの劣化状況の点検
・聴診器による軸受、モーターの異音確認
・振動計による軸受、モーターの振動計数チェック
・制御盤の絶縁、電流、電圧測定
の5点です。
こちらの定期点検作業と同時に、軸受けベアリングのグリスアップも行います。
各部品劣化の状況によって適宜交換作業を実施しております。
施工風景
プーリー点検
プーリーの摩耗状況の点検です。経年により、Vベルトとの摩擦ですり減っていき、溝が深くなってくるとベルトの張りが緩くなる原因になります。また、そのような状況で動作させ続けると、ベルトの消耗も早くなります。
Vベルト点検①
Vベルト(動力伝達に摩擦力を使うベルトのことです。)の張力をチェックしています。緩みが強い場合には、
①ベルトを交換する
➁モーターの固定具を外して位置を調整する
の2つの方法で張力を調整します。
Vベルト点検➁
Vベルトの点検は、
①適切な張りになっているか
➁ベルト自体に亀裂などがないか
の2点を必ず確認しています。
聴診器による異音確認(モーター側)
モーター側の異音を確認しています。負荷側、半負荷側の両サイドを確認します。
聴診器による異音確認(ファン側)
ファン側の異音を確認しています。こちらも同様に両サイドを確認します。
振動計による振動計数の計測
制御盤電流・電圧・絶縁測定
制御盤の絶縁、電流、電圧を測定し、漏電がないかどうか、正しく動作しているかを点検します。