施工内容
空調機(AHU、エアーハンドリングユニット、エアハン)、また外調機にオプションとして搭載されている滴下浸透気化式、浸透膜式の加湿モジュールエレメントの洗浄作業です。
塵芥や様々な汚れが付着しますが、主に水道水の水が気化した固体カルキ(塩素)が大量に蓄積しますので、薬剤を使用する場合にはスケール除却剤を使用します。
このような汚れを定期的に除去しないと、固着しエレメント、モジュール自体の寿命が短くなったり、部屋に不衛生な空気を送ることにも繋がります。
法令により、定期的な洗浄、清掃が必要措置として定められています。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則(昭和四十六年厚生省令第二号)より引用
(空気調和設備に関する衛生上必要な措置)
第三条の十八
三 加湿装置について、当該加湿装置の使用開始時及び使用を開始した後、一月以内ごとに一回、定期に、その汚れの状況を点検し、必要に応じ、その清掃等を行うこと。ただし、一月を超える期間使用しない加湿装置に係る当該使用しない期間においては、この限りでない。
四 空気調和設備内に設けられた排水受けについて、当該排水受けの使用開始時及び使用を開始した後、一月以内ごとに一回、定期に、その汚れ及び閉塞の状況を点検し、必要に応じ、その清掃等を行うこと。ただし、一月を超える期間使用しない排水受けに係る当該使用しない期間においては、この限りでない。
五 冷却塔、冷却水の水管及び加湿装置の清掃を、それぞれ一年以内ごとに一回、定期に、行うこと。
洗浄前
洗浄・乾燥後
施工風景
薬剤注入
漬け置き洗浄
水洗洗浄
洗浄終了後汚水
汚水PH測定
中和剤で汚水を中和し無害化したのち、排水します。